言語障害がある人とのコミュニケーション、注意点は?

言語障害ってどういうこと?

重度訪問介護等で、言語障害のある利用者さんとのコミュニケーションが必要な場合があります。言語障害は様々な病気に現れますが、重度訪問介護で接することの多い脳性麻痺を例に取ると、運動障害のためひとつの言葉を言うのに時間がかかったり、発音がはっきりせず言いたいことがうまく伝わらないなどの症状が現れます。まったく発話が出来ず文字盤、キーボード入力すると音声の出る装置でコミュニケーションをする方もいらっしゃいます。

言語に障害のある人の気持ち

まず理解しておくべきことは、言語障害を生まれながらに持つ人は、言いたいことがうまく伝わらない、曲解されて誤解される、発言をスルーされる、わかってもらえないという経験を私たちよりも数多くしている可能性が高いということです。その反面として、理解されたい、スムーズにコミュニケーションしたい、自己表現したいという衝動もかなり高いのではないでしょうか。それだけに、理解されていないという雰囲気には本当に敏感な方が多いです。

何度も、聞き直す勇気を持とう!

まず、わかった振りをすることはなるべく避けなければなりません。言語障害のある方の言葉は聞き取りにくく、何度も聞き返す必要のあることもしばしばです。最初のうちは、「こんなに何度も聞き返すと、気分を害されるんじゃないか。わかった振りをしてスルーした方がよいのでは」と思うこともあると思います。しかし、何度も聞き返されるほうが、スルーされるよりもずっと心証は良いものです。そして、障害のある方は聞き返されるのには慣れています。何度も言葉を発して、確認しあいながら会話を進めていくのは多くの言語障害のある方にとって馴染んだプロセスです。ですので、こちらにも多少の忍耐は必要ですが、失礼に当たるんじゃないかとは思わずに、何度も必要なだけ聞き返して、コミュニケーションをとりましょう。場を重ねるうちに、次第にその人の喋り方に脳が慣れて来て、スムーズに聞き取れるようになってきます。聞き取れなくても、「だんだんわかってくる」という前向きな気持ちで、楽しんで会話をしたいものです。

介護の求人に申し込むには、資格の有無や経験の程度などの点をじっくりと把握することが望ましいといえます。